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電力小売り自由化で注目度高まる電験3種

2016年から始まった電力小売り自由化。新しいビジネスチャンスを狙って多くの企業が参入し、各地に発電設備の増設が続いています。

 

電気事業法では電気工作物の工事や保安、維持には保安監督として、電気主任技術者の選任が義務付けられています。そこで注目されているのが、電験3種(三種電気主任技術者)の資格です。

 

電験3種は有資格者が少ないのが現状で、今後電力事業者間で人材獲得競争になる可能性が高いと考えられます。

 

この資格は、発電所などでの保安監督業務がメインになるため、比較的高齢でも就職できるというところが特徴です。現実に定年後でもビルメンテナンス会社等に再就職する例があります。
さらに、電験3種の資格を保有するメリットとして、一定の実務経験を積めば二級資格は無試験で取得できます。

 

つまり電験3種の資格をとれば、二級資格に対する受験勉強をすることなく、実務に専念できるのです。

 

さらに、給与待遇面でも有利となります。企業の省エネルギー対策にも重要な役割を果たす資格であるため、資格手当が加算されるほか、事業所が増えた場合に昇進する可能性もあります。

 

もちろん、国家資格であることから、転職の際もセールスポイントとして有利ですので、努力して取りたい資格の一つです。



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